青葉市子「レースの向こう」
青葉市子『檻髪』(2010)より。
レースの向こう
レースの向こうに 佇むあなたの声
いつしか緑のうえで 花咲かせるよ
紡いだ瞬きを 温めたら
リボンの靴鳴らして あなたを愛でに行くわ
時には霖も 虹をかけたがらず
毛布に包まる 孤独の 髪も絡まる
繋いだ指先を 震わせたら
レースの向こうには 野原に迎える人が
-----
彼女は1990年1月生まれなので、私と同学年。
調べたら、顔も好きだった。
今日は雨。思いのほか体力を奪われ、帰ってからしばらくぼうっとした。
最寄り駅から家に向かうときに、どこかの会社の内定生らしい集団とすれ違ったりした。内定生は内定生の顔つきと格好をしている。周囲の目からは私もそういう風に見えているだろう。
今日は早く寝よう。